2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

カワイイ…

お待たせしました!! 1か月の休養期間を終え、語り部先生が読者の皆様のもとに帰ってきます。 来週金曜日から新感覚ノベル『イチゴ紀行』の新連載が開始になります! キャッチフレーズは「カワイイが、生まれた。」です!☆語り部先生の近況☆ クェスがパチリ…

秋とはかように気持ちよき季節であるか。 いくら御幸しても意識が宇宙と一体化することもない*1。 王子の証たる冠*2の中が水浸しになることもない。 永遠に我が民に、そしてこの踏みしめる大地に祝福を与え続けられる心持ちになる。 しかし、件の邪なる風*3…

白き悪魔

夏過ぎぬ、今朝は目が覚めた時から何か様子がおかしかった。 くしゃみが何度も出たため通常以上の神の加護が私に降り注ぐことになり*1、あまつさえ、我が鼻は泉となりて美しき清水を湧かせたのであった。 そしてさらにおかしいことが続いた。 公の園への御幸…

すれ違い

☆語り部先生の近況☆ 「クェスが全てを察知しています。」少しずつ秋めいてきましたね。 まだ気温の高い日もありますが、あと少しの辛抱です。 語り部先生、着実にご執筆あそばされているようです。 どんな作品になるのか楽しみですね!それでは今日の絵巻で…

我が国の主要な産業の一つに語り部を国外に派遣するというものがあり、これによって外貨を獲得している*1。 ほぼ毎日のように朝になると宮殿の門を開け荒涼とした大地を踏みしめて出発するわけであるが、畏れ多くも私が自らそれを見送るというのがいつのころ…

王子の地位

遠き国や海の果て、カレーの国を知っているだろうか。 カレーの国には歴史のロマンが薫るカレーの港があると聞く。 そしてカレーの国にはカレーの王子*1なる者がおり、カレーの市民からの人望を集めているとも聞く。 同じ王子としてほほえましく感じている。…

ナンパオ

☆語り部先生の近況☆ 「クェスが隣であくびした。」こっそりリークしますが、語り部先生の次回作、いい具合で執筆が開始されています。 お楽しみにね!それでは今日の絵巻です。

討伐

語り部の周辺がきな臭い。 火のないところに煙は立たぬのだ。 反乱の芽は早めに摘んでおくに限る。 私が麦茶を浴びるように飲んだり*1、下々の者には想像もつかぬ高尚な事案で煩悶したりしている*2ときなどに、雷鳴のごとき怒声を上げるようになったのである…

誘惑

半人半鳥の海の怪物・セイレーン。 その歌声に惑わされた海の男たちの行く末にあるものはただ一つ、死であったという。 大昔、まだあまりに未熟であった人間たちが抱いていた海への畏怖の念の表象のひとつであるのだろう。 それから幾星霜、人間は進歩した。…

「ファンの皆さんからの応援、本当に、嬉しかったです…(微笑)」

毎週金曜日は売れっ子イケメン作家の語り部先生の作品が掲載される日なので今朝もそれを楽しみに布団を跳ね飛ばして起きてきた読者も多いと思いますが、鬼神のごときクリエイティビティも酷使すると枯渇するので先生にはちょっとしたブレイクを取っていただ…

世界を映す小箱

ばあやが始終覗き込んでいる魔法の小箱*1がある。 黒曜石の質感を持ち、指で触れれば世界が見える。 ばあやが私の世話をするのを怠り、世界を手中にする妄想に耽溺してしまう気持ちもわからぬではないが、残念ながら世界は、事実、私のものである。 ばあやは…

民とのチャネル

分割して統治せよ。 統治する者が念頭に置いておくべきメソッドの一つであろう。 しかし、その方策を統治する者に対して巧妙に仕掛けてくるとはいかがなものであろうか。 謀反の香りがする。 近頃、ばあやは私がテレビジョンの民と直接に触れ合う機会を巧妙…